暑い夏にぴったり、香り豊かなアイスハーブティー
連日の暑さで、なんとなく体がだるい、夜も寝苦しくて疲れが取れない…そんな状態になっていませんか?
甘くて冷たい飲み物ばかりでは、疲れた胃腸に負担をかけてしまいがちです。
そんな時におすすめなのが、香り豊かで体にやさしい「アイスハーブティー」。
天然のハーブから生まれる自然な香りと、ひんやりとした口当たりが、暑さで疲れた心と体をそっと包み込んでくれます。
今回は、忙しい毎日でも簡単に作れる方法と、夏のシーンにぴったりのブレンドをご紹介します。
少しでも夏を快適に過ごせるように、ご参考になさってみてください。
なぜ夏バテ気味の時にアイスハーブティーがおすすめ?
夏の疲れが溜まってきた時、体が本能的に求めるのは「やさしい水分補給」と「心地よいリフレッシュ感」です。
市販のジュースやエナジードリンクとは異なり、アイスハーブティーには夏を快適に過ごすための、さまざまな魅力があります。
夏の心と体が喜ぶ3つのポイント
- 水分補給と香りによるリフレッシュ
汗をかきやすい夏場は、こまめな水分補給が欠かせません。
単に水やお茶を飲むよりも、ハーブの自然な香りが鼻から脳に伝わることで、気分転換にもつながります。
ミントの清涼感やカモミールの穏やかな甘い香りなど、その時の気分に合わせて選べるのもうれしいポイントです。
2. ノンカフェインで時間を選ばない安心感
多くのハーブティーはノンカフェインのため、夜遅い時間でも気にせず飲むことができます。
寝る前の水分補給や、お子さまと一緒に楽しみたい時にも安心。
カフェインによる興奮作用を気にすることなく、リラックスタイムを過ごせるでしょう。
3. 天然成分による穏やかなサポート
人工的な添加物や砂糖を使わずに、ハーブ本来の風味を楽しめるのがアイスハーブティーの魅力です。
自然の恵みをそのまま味わいながら、暑さで疲れがちな毎日に小さな癒しの時間をもたらしてくれます。
こんな夏の過ごし方にぴったり
だるさを感じる午後のひとときには、ミント系のハーブで爽快感を。
なかなか寝付けない夜には、カモミールの優しい香りでリラックスタイムを。
食欲が落ちがちな時は、ハイビスカスの美しい赤色と程よい酸味が、見た目からも食事への関心を呼び起こしてくれるでしょう。
【超簡単】5分でできるアイスハーブティーの作り方
「ハーブティーって作るのが難しそう…」そんな心配は無用です。
基本の作り方さえ覚えてしまえば、たった5分で美味しいアイスハーブティーを楽しむことができます。
パターン①:急いでいる時の「ホット抽出→急冷法」
帰宅したらすぐに冷たいハーブティーが飲みたい!そんな時におすすめの方法です。
- お湯200mLにティーバッグ2個(またはドライハーブ大さじ2)を入れる
- 3分間しっかりと抽出する(通常より濃いめに作るのがポイント)
- ティーバッグを取り出し、たっぷりの氷を加えて一気に冷やす
- 氷が溶けて適量になったら完成
氷で薄まることを見越して、最初は濃いめに抽出しましょう。
抽出時間をきちんと守ることで、渋みや雑味のない美味しいハーブティーに仕上がります。
ハーブの種類によって適切な抽出時間は異なりますが、3分を目安にすると良いでしょう。
パターン②:前日準備の「コールドブリュー(水出し)法」
時間はかかりますが、まろやかで優しい味わいが楽しめる方法です。
夜寝る前に準備しておけば、翌朝には美味しいアイスハーブティーが完成しています。
- 水1Lにティーバッグ4個(またはドライハーブ大さじ4)を入れる
- 冷蔵庫で6〜8時間じっくりと抽出
- 朝起きたらティーバッグを取り出して完成
一度にまとめて作っておけば、冷蔵庫で2〜3日は美味しく保存できます。
ティーバッグタイプのハーブを使えば、茶こしも不要で後片付けも簡単。
忙しい朝でも、グラスに注ぐだけですぐに楽しめるでしょう。
夏のシーン別・おすすめブレンドレシピ
ハーブティーの魅力は、その時の気分や体調に合わせて様々な組み合わせを楽しめることです。
ここでは、夏のシーンにぴったりのブレンドをご紹介します。
😴 夜におすすめ!「寝苦しい夜」のためのナイトブレンド
カモミール+ラベンダー+オレンジピール
やわらかな甘い香りが特徴的なこのブレンドは、一日の疲れをそっと癒してくれます。
カモミールの優しい風味に、ラベンダーの上品な香り、オレンジピールの爽やかな柑橘系の香りが絶妙にマッチ。
就寝1時間前にゆっくりと味わいながら飲むことで、心地よい夜の時間を演出してくれるでしょう。
おすすめのタイミング:夕食後のリラックスタイム、就寝前のひととき
🌟昼におすすめ!「だるい日中」をリフレッシュさせるデイブレンド
ミント+レモングラス+レモンバーベナ
清涼感抜群のミントに、レモングラスの爽やかな香り、レモンバーベナの軽やかな風味を組み合わせたブレンドです。
午後の眠気や疲労感を感じた時に飲むと、気分転換になります。
仕事中の水分補給としても最適で、集中力を保ちたい時にもおすすめです。
おすすめのタイミング:午後の休憩時間、仕事中の水分補給、運動後のクールダウン
🍃 食欲がない時におすすめ!彩り豊かなブレンド
ハイビスカス+ローズヒップ+少量のジンジャー
美しいルビー色が目を引くこのブレンドは、見た目からも元気をもらえます。
ハイビスカスとローズヒップの程よい酸味に、ジンジャーの微かな辛味がアクセント。
鮮やかな色合いは食卓を華やかにし、食事への興味を自然と引き出してくれるかもしれません。
おすすめのタイミング:食前のアペリティフとして、食欲が落ちがちな暑い日の食事と一緒に
🌙 週末のご褒美におすすめ!贅沢ブレンド
ローズペタル+エルダーフラワー+レモンバーム
特別な日や自分へのご褒美にぴったりの、上品で華やかなブレンドです。
ローズペタルの優雅な香りに、エルダーフラワーのマスカットのような甘い香り、レモンバームの穏やかなレモンの香りが重なります。
ゆっくりと時間をかけて楽しみたい、贅沢な休日のひとときにいかがでしょうか。
おすすめのタイミング:週末のブランチタイム、友人との午後のティータイム、特別な日のおもてなし
もっと楽しく続けるための「ちょい足し」アイデア
基本の作り方をマスターしたら、次は見た目や味わいにちょっとした工夫を加えてみましょう。
これらのアイデアを取り入れることで、毎日のアイスハーブティータイムがより楽しく、継続しやすくなります。
見た目も楽しむフルーツ&ハーブトッピング
🍋レモン+フレッシュミント
定番の組み合わせながら、やはり爽やかさは格別です。
レモンの輪切りとフレッシュミントの葉を浮かべるだけで贅沢感を演出できます。
ミント系のハーブティーとの相性は抜群です。

🍓冷凍ベリー
ブルーベリーやラズベリーなどの冷凍ベリーは、氷代わりにもなって一石二鳥。
特にハイビスカス系の酸味のあるハーブティーとよく合います。
溶けていくにつれて色合いも変化し、最後まで飽きずに楽しめるでしょう。

🥒きゅうりスライス
意外に思われるかもしれませんが、薄くスライスしたきゅうりは上品な香りと食感をプラスしてくれます。
特にカモミールやミント系のハーブティーによく合い、フレーバーウォーターのような仕上がりに。

作り置き&持ち歩きテクニック
製氷皿でハーブ氷作り
製氷皿に薄めに作ったハーブティーを入れて凍らせれば、溶けても薄まらないハーブ氷の完成です。
普通の氷と違って、最後まで味わいが保たれるのが嬉しいポイント。
見た目も美しく、来客時のおもてなしにも喜ばれます。
水筒持参で職場でも
朝作ったアイスハーブティーを保冷効果の高い水筒に入れて持参すれば、職場でも手軽に楽しめます。
市販の飲み物を買う頻度が減れば、家計にも優しく、環境にも配慮した生活スタイルに。
炭酸水で割って特別感アップ
いつものアイスハーブティーを炭酸水で割れば、シュワシュワとした爽快感がプラスされて特別なドリンクに変身。
特に暑い日の夕方や、ちょっとしたパーティーの際におすすめです。
インスタ映えする盛り付けのコツ
せっかく美味しいアイスハーブティーを作ったなら、見た目にもこだわってみましょう。
透明なガラス容器を使うことで、ハーブティーの美しい色合いを存分に楽しめます。
カラフルなハーブティーを試したり、グラスの縁にレモンやライムを飾ったり。
少しの工夫で、いつものドリンクタイムが特別な時間に変わります。
写真に撮って記録しておけば、お気に入りの組み合わせを忘れずに済むでしょう。
アイスハーブティーライフを充実させるアイテム
美味しいアイスハーブティーを作るために、特別な道具は必要ありません。
しかし、使いやすいアイテムが手元にあると、より快適にハーブティーライフを楽しめます。
🔰 初心者さんにおすすめ「スターターセット」
オーガニックハーブティーセット
いきなり大容量のハーブを購入するのは勇気が要るもの。
まずは小分けになったお試しサイズのセットから始めてみましょう。
様々な種類を試すことで、自分の好みを見つけやすくなります。
水出し対応ティーバッグ
ドライハーブの計量や茶こしの準備が面倒という方には、ティーバッグタイプがおすすめ。
特に水出し対応のものなら、冷蔵庫に入れるだけで簡単にアイスハーブティーが作れます。
手軽で失敗知らずなのが魅力です。
🫖 本格派向け「こだわりアイテム」
耐熱ガラス冷茶ポット
ホット抽出からアイスまで一つの容器で完結できる耐熱ガラスのポットは、本格的にアイスハーブティーを楽しみたい方におすすめ。
選ぶ際は、注ぎやすさと洗いやすさ、そして冷蔵庫に収まるサイズかどうかを確認しましょう。
ダブルウォールグラス
二重構造になっているダブルウォールグラスは、結露しにくく保冷効果も高いのが特徴。
手で持っても熱さや冷たさが伝わりにくく、快適にドリンクを楽しめます。
透明度の高いガラス製なら、ハーブティーの美しい色合いも存分に楽しめるでしょう。
👜 持ち歩き派の「お出かけグッズ」
水出し対応ボトル
茶こしが一体になったボトルなら、外出先でもフレッシュなハーブティーを楽しめます。
朝ハーブを仕込んで持参すれば、ランチタイムには美味しいアイスハーブティーが完成。
保冷効果の高いタンブラー
真空断熱構造のタンブラーなら、長時間経っても冷たさをキープ。
職場での水分補給や、アウトドアでの使用にも最適です。
・食洗機対応かどうか(お手入れの手軽さ)
・耐熱温度(ホット抽出に対応しているか)
・パーツの分解しやすさ(清潔に保てるか)
・サイズ(冷蔵庫に収納できるか)
今日から始める「5分習慣」で夏を乗り切ろう
新しい習慣を身につけるコツは、まず小さく始めること。
アイスハーブティーも同じです。いきなり完璧を目指さず、まずは気軽に3日間試してみましょう。
まずは3日間チャレンジ
最もポピュラーで失敗しにくいミントから始めてみましょう。
市販のミントティーバッグでも十分美味しく作れます。
冷たいミントティーの爽快感を存分に味わってください。
夜寝る前にカモミールのアイスティーを試してみましょう。
温かいカモミールティーとはまた違った、やさしい味わいを発見できるはずです。
鮮やかなルビー色のハイビスカスティーで、視覚からも楽しみましょう。
程よい酸味が夏の疲れた体にも心地よく感じられるかもしれません。
習慣化のコツ
時間を決める
朝起きてすぐ、仕事から帰った後、夕食後など、決まった時間に飲む習慣をつけると続けやすくなります。「○○の後は必ずハーブティー」というルールを作ってみてください。
見える場所にハーブを常備
キッチンの見えるところにお気に入りのハーブを置いておけば、自然と手に取る機会が増えます。
美しいガラス瓶に入れて保存すれば、キッチンインテリアとしても素敵です。
小さな変化を記録する
「今日は良く眠れた」、「午後の疲れが軽く感じる」など、小さな変化に気づいたらメモしておきましょう。継続するモチベーションにつながります。
アイスハーブティーは、暑い夏の疲れをやさしくリセットしてくれる飲み物です。
手軽に作れるからこそ、続けやすく、暮らしに自然に溶け込みます。
これから、毎日の中で小さな習慣として楽しんでみませんか?
アイスハーブティーで夏を心地よく
アイスハーブティーを習慣にすることで、水分補給が自然で楽しい時間に変わります。
人工的な甘い飲み物への依存も自然と減り、体にやさしい選択ができるようになるでしょう。
また、ハーブの香りを楽しみながら飲むことで、忙しい毎日の中にもほんの少しの「丁寧な時間」を作ることができます。
5分という短い時間でも、自分のために何かを作り、味わうという行為は、心に小さな充実感をもたらしてくれるはずです。
この季節を心地よく過ごすための小さな工夫として、あなたも今日からアイスハーブティーを取り入れてみませんか?
一杯のアイスハーブティーから始まる、やさしい夏の過ごし方。
あなたの夏が少しでも心地よくなりますように。
関連記事
▼「ハーブを身近に感じる生活」に関する記事

▼「夏を心地よく過ごす方法」に関する記事


