暑い夜も快適に
夏になると、「なかなか寝つけない」、「途中で目が覚めてしまう」——そんなことが増えていませんか?
気温や湿度の高さで身体がほてり、布団に入ってもなんだか落ち着かない。
エアコンをつけると今度は冷えすぎて、肩や足元がこわばってしまう…。
こうした夏ならではの過ごしにくさに、思い当たる方も多いかもしれません。
眠りにくさは、暑さや湿度だけが原因とは限りません。
心がなんとなくざわついて、寝つけないこともありますよね。
眠りが浅いまま朝を迎えると、疲れが残ったり、気持ちまで重く感じたりすることもあります。
今回は、夏の夜を少しでも快適に過ごすための「安眠習慣」をご紹介します。
夏の夜に眠れなくなる理由とは?

まずは、なぜ夏の夜は眠りにくく感じることが多いのか、その背景を考えてみましょう。
🌡️ 暑さと湿気で身体がほてりやすい
夜になると、身体は少しずつ休む準備に入っていきます。
けれど夏の暑い日は、身体にこもった熱が抜けにくく、布団に入ってもほてりが残ることがあります。
さらに湿度が高いと、汗をかいても肌にべたつきが残り、余計に落ち着きにくくなります。
室温はそれほど高くないのに、なんだか寝苦しい。
そんなときは、湿気による不快感が関係しているかもしれません。
❄️ エアコンの冷えで身体がこわばりやすい
暑い夜にエアコンを使うことは、無理をしないためにも大切です。
ただ、設定温度が低すぎたり、冷風が直接当たったりすると、肩や足元が冷えてこわばりを感じることがあります。
外の暑さと室内の冷えとの温度差が大きいと、身体がうまく休む方向へ切り替わらず、寝つきにくさにつながることも。
エアコンは我慢せず使いながら、風向きや温度、寝具で冷えを調整していくことが大切です。
🌇 明るい時間が長く、生活リズムがずれやすい
夏は日が長く、夕方を過ぎても明るさが残ることがあります。
そのため、いつもより夜更かしするようになったり、寝る時間が後ろにずれたりすることも。
明るい部屋でスマホやパソコンを見ている時間が長いと、気持ちが切り替わりにくく、
眠る準備に入るタイミングを逃してしまうことがあります。
💭 日中の疲れが、心の緊張として残りやすい
夏の暑さの中で過ごすだけでも、身体には思っている以上に負担がかかります。
たとえば、こんなことが重なると、日中の疲れが少しずつたまっていきます。
・外の暑さ
・室内の冷房との温度差
・水分不足
その疲れが残ったままだと、夜になっても心や身体が休む方向へ切り替わりにくくなることがあります。
「身体は疲れているはずなのに、なぜか頭だけが冴えている」
そんな状態になることもあるのです。
このように、夏の眠りにくさは「暑いから」というだけでなく、日中にたまった疲れや、心の緊張とも関係しています。
だからこそ、温度や寝具を見直すだけでなく、眠る前の過ごし方にも目を向けていきたいですね。
「なんとなく眠れない」ときは、日中の疲れや心の緊張が残っていることも。
夏でも”ぐっすり”眠るための6つの安眠習慣

ここからは、暑い季節に始められる安眠習慣をご紹介します。
肌ざわり・香り・音・お風呂・気持ちの切り替えなど、できるところから試してみてくださいね。
① 肌ざわりで“寝苦しさ”をやわらげる
夏の寝苦しさを左右する大きな要素の中に、「肌に触れるものの感触」があります。
接触冷感素材のブランケットや、通気性のよいガーゼ素材のパジャマを選ぶことで、暑さによる不快感がやわらぎます。
特にガーゼ素材は汗を吸いやすく、風通しもよいので、べたつきを感じにくいところが魅力。
枕カバーやシーツを麻やリネン素材に変えてみるのもひとつの方法です。
熱がこもりにくく、さらりとした肌ざわりが感じられます。
まずは、今使っている寝具の中で、肌に触れるものから見直してみてはいかがでしょうか。
② 抱き枕やクッションで“安心感”をつくる
抱き枕やクッションを使うと、身体を預けて安心できる姿勢がつくれます。
夏に使うなら、ひんやり素材の抱き枕や、適度な弾力のあるクッションがおすすめ。
冷たすぎず、でもほんのり涼しさを感じられる素材を選ぶと、暑い夜でも役立ちます。
寝返りを打ったときも身体を安定でき、肩や腕に余計な力が入りにくくなることもあります。
「何かを抱くと落ち着く」と感じる方は、夏用の抱き枕やクッションを取り入れてみるのもいいですね。
③ 香りで眠る前の気持ちを切り替える
香りは、眠る前の気持ちを切り替えるきっかけになります。
ラベンダーやオレンジの香りは、夜のくつろぎ時間にもぴったりな香りです。
枕元にアロマミストをひと吹きしたり、ピロースプレーを使ったりすると、空間に好きな香りを添えることができます。
香りを選ぶときは、「一般的によいとされる香り」よりも、自分が心地よく感じるものを選びましょう。
苦手に感じる香りは、かえって落ち着かないこともあります。
日中の出来事や明日の予定で頭がいっぱいになっているときも、
好きな香りを感じることで、考えごとから少し離れて、気持ちを切り替えやすくなります。
香りの選び方については、こちらの記事でもご紹介しています。
▶ 香りのある暮らしのはじめ方|シーン別アロマ活用法
④ 音で”静けさ”をつくる
完全な無音よりも、適度な環境音がある方が落ち着くという方もいらっしゃいます。
そんなときは、風鈴の音や川のせせらぎ、雨音などの自然音や、静かなヒーリングミュージックを小さな音量で流してみるのもいいですね。
耳にやさしい音があると、周囲の物音がやわらぎ、眠る前の時間を穏やかに過ごせます。
⑤ぬるめのお風呂と入浴剤を味方に
暑い日はシャワーだけで済ませたくなりますが、夏こそぬるめのお風呂に浸かってみましょう。
ぬるめのお湯に浸かると、身体がじんわり温まり、お風呂上がりにほっとした涼しさを感じます。
眠る前の気持ちを切り替えるきっかけとしても、おすすめの習慣です。
夏用の入浴剤は、肌がさっぱり感じられるものや、ミント・柑橘系の香りを楽しめるものなどがあります。
お風呂に入るタイミングは、寝る予定の1〜2時間前を目安にするとよいでしょう。
わたしの習慣:
夏はミント系や柑橘系の“クールタイプ”の入浴剤を選ぶことが多いです。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、気持ちも切り替わります。
お風呂や香りを使ったおうち時間の工夫は、こちらの記事でもご紹介しています。
▶こもりがちな季節に — おうち時間を心地よくする3つの方法
⑥ 「眠れなくても大丈夫」と思ってみる
眠れない夜にいちばん苦しいのは、「早く眠らなければ」と焦ってしまうことかもしれません。
「明日も早いのに」、「今日こそぐっすり眠らなければ」と思うほど、気持ちが張りつめて、かえって寝つきにくくなったりします。
そんなときは、無理に眠ろうとせず、「横になっているだけでも身体は休めている」、「眠れなくても明日はなんとかなる」と、自分にやさしく声をかけてみてください。
眠りは、追いかけるほど遠く感じることがあります。
完璧を求めすぎず、「今日の自分はよく頑張った」と労わることから始めてみませんか。
日頃から「全部やらなきゃ」と感じてしまう方には、こちらの記事もおすすめです。
▶“全部やらなきゃ”を手放す — まずは一歩から
ここまでご紹介した6つの安眠習慣を、簡単にまとめておきます。
肌ざわり・抱き枕やクッション・香り・音・お風呂・気持ちの切り替えなど、
取り入れられそうなヒントとして試してみてくださいね。

すべてを取り入れる必要はありません。
「これならできそう」と思えるものから始めてみましょう。
夏の夜におすすめの”安眠サポートアイテム”
ここからは、夏の夜を快適に過ごすためのアイテムをご紹介します。
肌ざわり・姿勢・香り・お風呂時間など、先ほどの安眠習慣としても取り入れられるものを選びました。
🛏️ 冷感タオルケット(Kumori)
🐬 快眠セラピストが考えた 抱きまくら(昭和西川)
🪻ピローミスト(ニールズヤード レメディーズ)
🛀 バスソルト ライムミント(クナイプ)
夏の安眠習慣を少しずつ
今回は、夏の安眠習慣についてご紹介しました。
夏の夜の眠りにくさは、「気温」だけでなく「気持ち」とも関係しています。
室温を調整することも大切ですが、
肌ざわり・香り・音・お風呂など、眠る前の過ごし方によって気持ちも変わります。
今回ご紹介した6つの習慣は、どれも今日から始められるものばかり。
すべてを一度に取り入れる必要はなく、
まずは「これならできそう」と思えるものをひとつ選んで、今夜の過ごし方に加えてみてください。
あなたにとって心地よい“安眠習慣”が見つかりますように。
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