「自分に合った穏やかな時間って、どんなものなんだろう?」
そう思ったことはありませんか?
忙しさに追われて、気づけば毎日があっという間に過ぎていく。
ふと立ち止まったとき、心も体もくたびれていて、「何かを変えたい」と思っても、何から手をつけていいのかわからない。
そんな時期を、わたし自身も過ごしてきました。
でも、そんな時こそ大切なのは、「まず、自分の今の状態を知ること」です。
状態を知ることは、穏やかな時間への第一歩
「セルフケア」と聞くと、何か“すること”をイメージしがちです。
マッサージに行ったり、美容液を使ったり、サプリを飲んだり――
もちろんそれも素敵ですが、その前にひとつ大切なことがあります。
それは、「わたしは今、どんな状態なのか」を知ること。
今の自分に何が必要なのかは、今の自分の状態によって変わります。
いつも元気でいなければならないわけじゃない。
今日はぼんやりしている。なんとなく不安定。なぜか落ち着かない。
そういった“揺らぎ”も、自然なことです。
状態は変わっていくから、「一定」でなくていい
わたしたちはいろいろなことに影響を受けて日々を過ごしています。
天気、睡眠、食事、仕事、人間関係…
だから、気分や体調が揺らぐのは当たり前のこと。
無理に安定させようとするより、
「今日はこんな感じなんだな」
と、受け止めてあげるほうが、ずっとやさしいあり方だと思います。
鏡に映る自分を、そっと観察してみる
このブログの2記事目では、「朝、鏡を見ること」について書きました。
あれは、単に見た目を確認するためではなく、「自分の状態を知る時間」でもあると思っています。
顔色や目の輝き、表情の強ばり。
見るときの気持ち、見ることへの抵抗――
そこには、いまの自分を映し出す小さなサインがたくさんあるのです。
大切なのは、それを批判せず、ただ受け止めること。
「今日のわたし、疲れてるな」
「わりと元気そう」
そんなふうに観察することで自分に寄り添うことができますし、朝だけでなくどんなときも「今、わたしはなぜこういう状態なのか」と客観的に自問自答する習慣ができるようになります。
状態がわかると、必要なものが選べるようになる
このブログでは、「穏やかな時間」をつくるためのヒントを7つのカテゴリーに分けてご紹介しています。
でも、どれを選べばいいのか迷う方がいらっしゃるかもしれません。
そんなときこそ、「今の自分の状態」が判断の支えになります。
今日は香りで気分を変えたい。
今日は手を動かして集中したい。
今日はお茶を飲みながら読書を楽しもう。
そんなふうに、自分の状態に合ったものを選べるようになると、セルフケアがずっと身近になります。
おわりに
「わたしに必要な穏やかな時間って、なんだろう?」
その答えは、誰かが決めるものではありません。
そして、ひとつの正解があるわけでもありません。
でも、今の自分の状態に気づくことができれば、そのときにふさわしい方法を少しずつ選べるようになっていきます。
このブログが、そのためのちいさな道しるべになりますように。
これからわたしが綴っていくものの中に、あなたに必要な“穏やかな時間”を見つけていただけたらうれしいです。