忙しい12月こそ、灯りと香りで落ち着く時間を
外の空気が冷たくなり、家に帰るとほっとする季節がやってきました。
12月は、クリスマスの準備や年末の慌ただしさで心が落ち着かない日もあるけれど、だからこそ「自分だけの静かな時間」が必要だったりします。
そんな冬の夜におすすめなのが、アロマキャンドルのある暮らし。
ゆらめく炎を眺めながら、やさしい香りに包まれる――それだけで、心の緊張がほどけていくのを感じます。
前回の記事では、ドライフラワーを閉じ込めた「手作りボタニカルキャンドル」をご紹介しましたが、
「まずは気軽に楽しみたい」
「忙しくて手作りの時間が取れない」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、市販のアロマキャンドルで冬の夜を彩る方法をご紹介します。
香りの選び方、おすすめアイテム、そしてキャンドル時間をもっと心地よくする小さな工夫など、すぐに試せる内容をまとめました。
師走の慌ただしさの中でも、灯りと香りがそっと寄り添う「ほっとひと息」の時間を、あなたも始めてみませんか?
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冬に楽しむ、アロマキャンドルの魅力
炎のゆらぎが心を落ち着ける
キャンドルの炎がゆらゆらと揺れる様子を見ていると、なんだか心が落ち着いてくるものです。
実はこれ、「1/f ゆらぎ」と呼ばれる自然界のリズムが関係しているといわれています。
波の音や木漏れ日、小川のせせらぎなどと同じように、キャンドルの炎のゆらぎも規則的すぎず、不規則すぎない心地よいリズムを持っています。
香りが記憶と感情に働きかける
アロマキャンドルのもうひとつの魅力は、やはり「香り」。
香りは脳にダイレクトに届くため、記憶や感情と深く結びつくと言われています。
好きな香りに包まれると、自然と心が和らぐのはそのためです。
冬の夜、温かい飲み物を片手にキャンドルを灯す。
その香りが部屋にふわっと広がる瞬間は、まさに「自分のための特別な時間」の始まりです。
すぐに取り入れられる手軽さ
手作りキャンドルも素敵ですが、材料を揃えたり時間を確保したりするのは、忙しい時期にはなかなか難しいもの。
その点、市販のアロマキャンドルなら、お店やネットで選べば、気軽に暮らしに取り入れられます。
まずは気軽に取り入れてみて、キャンドルのある暮らしを体験してみてはいかがでしょうか。
アロマキャンドルの選び方
香りの系統で選ぶ
アロマキャンドルを選ぶとき、まず考えたいのが「香りの系統」。
まずは自分の好みや、過ごしたい時間のイメージに合わせて選ぶのがおすすめです。
| リラックス系 ー 疲れた心をほぐしたいときに |
| ゆっくりと心を落ち着けたいときには、ラベンダーやゼラニウム、ヒノキなどの香りがおすすめです。 これらの香りは穏やかで優しく、深呼吸したくなるような心地よさがあります。 お風呂上がりのスキンケアタイムや、就寝前のひとときに灯してみてください。 |
| リフレッシュ系 ー 前向きな気持ちになりたいときに |
| すっきりとした柑橘系や、清涼感のあるユーカリ、ペパーミントなどの香りは、気持ちを切り替えたいときにぴったりです。 リフレッシュしたい時に灯すと、いつもと違う特別な時間になります。 |
| 温もり系 ー 読書や音楽とともにゆっくり過ごしたいときに |
| じっくりと本を読んだり、好きな音楽を聴いたりするときには、バニラやアンバー、サンダルウッドなどの落ち着いた香りがおすすめ。 甘く深みのある香りが、静かな時間をより豊かに彩ってくれます。 |
| 季節系 ー クリスマス気分を盛り上げたいときに |
| 12月ならではの楽しみといえば、クリスマスの雰囲気を感じられる香り。 シナモン、オレンジ、パイン(松)などのスパイシーで温かみのある香りは、一気にホリデーシーズンの空気感を演出してくれます。 ツリーやリースと一緒に飾れば、クリスマス気分が高まります。 |
ワックスの種類で選ぶ
キャンドルのワックス(ロウ)にもいくつか種類があります。(画像出典:楽天市場)
部屋の広さで選ぶ
小さなキャンドルは6〜8畳程度のお部屋に、大きめのものは広い空間に適しています。
迷ったときは“小〜中サイズ”を選ぶと、どんなお部屋でも使いやすいですよ。
ギフトとして選ぶ
パッケージが美しいキャンドルは、自分用にはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
瓶のデザインがおしゃれなものや、ナチュラルな素材を使ったもの、インテリアとしても楽しめるデザインのものなどを選ぶと喜ばれます。
おすすめのアロマキャンドル
ここでは、おすすめのアロマキャンドルをご紹介します。
今回は、天然素材・上質な精油・冬に合う香りを基準に、安心して使えるアロマキャンドルだけを選びました。
🕯️ ファリボレ (FARIBOLES) アロマキャンドル
🕯️ リッカ (RICCA) アロマキャンドル
🕯️ アロマワークス(Aroma Works) アロマキャンドル
キャンドル時間をもっと楽しむための小物・グッズ
火を使わないキャンドルウォーマー
「キャンドルは好きだけど、火を使うのはちょっと心配…」
そんな方にぴったりなのが、火を使わず香りを楽しめるキャンドルウォーマーです。
キャンドルウォーマーは、火ではなく熱でキャンドルを溶かし、香りを楽しむアイテム。
電気の熱で温めるため、安全性が高く、香りだけをゆっくりと広げられます。
- 小さなお子さんやペットがいるご家庭
- 火の管理が心配な方
- 香りだけを楽しみたい方
- 長時間使用したい方
灯りを美しく映すキャンドルホルダー
キャンドルホルダーは、炎をより美しく、安全に楽しむためにも揃えておきたいアイテムです。
素材によって、楽しみ方も様々。
安全と長持ちに欠かせない小道具
キャンドルを長く美しく使うためには、ちょっとした道具があると便利です。
ひとつ持っておくと、キャンドル時間がより快適になります。
| ウィックトリマー(芯切りばさみ) |
| キャンドルの芯が長くなると、炎が大きくなりすぎたり、すすが出やすくなったりします。 定期的に芯を短く整えることで、きれいに燃焼させることができます。 |
| スナッファー(火消し) |
| 息で吹き消すと煙やロウが飛び散ることがありますが、スナッファーを使えば静かに、スマートに消火できます。 |
| コースター・トレイ |
| キャンドルの下に敷くことで、溶けたロウがテーブルに垂れるのを防ぎます。 インテリアとしても映えるデザインを選ぶと、置くだけで雰囲気が出ますよ。 |
小物やグッズを少し取り入れるだけで、キャンドル時間がもっと充実します。
次は、忙しい12月でも取り入れやすい「キャンドルの楽しみ方」についてご紹介します。
忙しい12月に取り入れる、キャンドル時間
⏳ 短時間でもOK
「キャンドルを楽しみたいけれど、ゆっくりする時間なんてなかなか取れない…」
そんなふうに感じていませんか?
キャンドルは長時間灯さなくても大丈夫。
たった5分でも、灯すだけで気持ちが切り替わったりします。
短い時間でも、「自分のための時間」をつくることが大切です。
🗓️ ルーティンに組み込むアイデア
キャンドルを毎日の習慣に取り入れるなら、決まったタイミングで灯すのがおすすめです。
決まったタイミングに灯すことで、キャンドルの香りと灯りが「切り替えのサイン」になってくれます。
洗面所や寝室でキャンドルを灯しながら、ゆっくりとスキンケア。
香りに包まれながら自分を労わる時間は、一日の疲れをほぐしてくれます。
ベッドサイドでキャンドルを灯し、静かに本を読んだり、日記を書いたり。
スマホを置いて、アナログな時間をゆっくり味わうのもいいものです。
温かい飲み物とキャンドルの香りは、冬の夜にぴったりの組み合わせ。
それだけで、ほっと一息つける時間になります。
🌲 クリスマスデコレーションと一緒に楽しむ
キャンドルは、クリスマスの飾りつけとも相性抜群。
リースやオーナメント、松ぼっくりなどと一緒にテーブルに並べると、季節感あふれる空間が完成します。
キャンドルがあるだけで、空間がふわっと温かい雰囲気になります。
火災の原因とならないよう、キャンドルの取り扱いには十分気をつけて、どうぞ安全に楽しんでください。
灯りと香りがやさしく包む冬
今回は、アロマキャンドルを使って、冬の夜を穏やかに過ごすためのアイデアをまとめました。
忙しい12月だからこそ、ほんの短い時間でもキャンドルを灯して、ゆっくり深呼吸してみてください。
慌ただしい季節の中でも、灯りをひとつ灯すだけで、心がふっと軽くなることがあります。
灯りと香りが、あなたの心にそっと寄り添って、ほっこり温かいひとときを運んでくれますように。
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