冬は静かに自分のペースで
冬になると、
「体調を崩さないように元気に過ごさなきゃ」と、なんとなく気を張ってしまうことはありませんか。
けれど、寒さで動きがゆっくりになるのは自然なこと。
動物たちが静かに冬を越すように、私たち人間も寒さとともに歩みがゆるやかになる季節です。
冬は、積極的に動くよりも少しペースを落として、自分の内側に目を向けやすい時期でもあります。
この時に大切なのは、何かをがんばって増やすことよりも、無理をしない工夫を重ねていくこと。
今回は、寒い冬を無理なく穏やかに過ごすためのヒントを、暮らしの中で取り入れやすい形でまとめました。
一つひとつは小さなことですが、この冬をどう過ごすかを考える、ささやかなきっかけとして気軽に読み進めていただけたらうれしいです。
1. 冬は「がんばらない」
活動的になれないのは自然なこと
冬になると、なんだか体が重く感じたり、朝起きるのがいつもより大変に感じたりすることがありますね。
夏のように活動的に動けない自分に、少し焦りを感じてしまうことも。
しかしそれは、決して怠けているわけではなく、体が自然のリズムに従っているだけなのです。
日が短くなり、気温が下がる冬は、心身ともにエネルギーを内側に向ける季節。
無理に明るく元気に過ごそうとしなくても大丈夫です。
「できない」ではなく「そういう季節」
予定通りに動けなかった日があっても、自分を責める必要はありません。
冬は、ペースが落ちて当たり前。
「今日はあまり動けなかった」ではなく、「今日は冬らしく静かに過ごせた」と捉えてみる。
そんなふうに視点を変えるだけで、冬の過ごし方が少し楽になるでしょう。
2. あたたかさを逃がさない工夫
体温を守るという意識
寒い時には、つい暖房の温度を上げたり、厚着を重ねたりしがちです。
もちろんそれも大切ですが、まずは「体温を逃がさない」という視点を持ってみてください。
私たちの体は、首・手首・足首という「3つの首」から熱が逃げやすいと言われています。
ストールやレッグウォーマー、手袋などで、これらの部分を意識的に守るだけでも、過ごしやすさが変わったりします。
実際、私は家の中にいる時も、ネックウォーマーやアンクルウォーマーは常に着用しています。
特にくるぶし周りを保温するのがお勧めですよ。
室内環境にも目を向けて
窓際は思った以上に冷気が入り込みます。
カーテンを厚手のものに変えたり、窓際に座る時間を減らしたり。
小さな工夫で、室内の過ごしやすさは変わってきます。
また、冬は乾燥も気になる季節です。
加湿や保湿など、体を労わる習慣については、また別の記事でもご紹介していきたいと思います。
3. 長い夜に静けさを楽しむ
情報や刺激を少なめに
冬の夜は長く、静かです。
その静けさをゆっくり味わってみてください。
明るすぎる照明を少し落としたり、スマホを見る時間を減らしたり。
光や情報といった刺激を少し遠ざけるだけで、心が落ち着いてくるのを感じられるかもしれません。
静かな時間をつくる
冬の夜は、読書をしたり、香りを楽しんだり、ノートに思いを書き留めたり。
そんな静かな時間を過ごすのにぴったりです。
もちろん、何もせずにただぼんやりと過ごす時間でも。
「何かをしなきゃ」という気持ちを手放して、静けさそのものを楽しんでみてください。
4. 外出は小さな目的で
冬の外出はハードルを下げて
寒い日が続くと、外に出るのが億劫に感じることもありますよね。
その上、「せっかく出かけるなら、あれもこれもしなきゃ」と思うと、余計に気が重くなってしまうかもしれません。
そこで、冬の外出は「小さな目的をひとつ」に絞ってみるのもよさそうです。
近所のカフェでお茶をするだけ
散歩がてら、好きな景色を見に行くだけ
以前から気になっていたものをお買物するだけ
目的をひとつにすると、少し気が楽になりませんか?
そして「行かなきゃ」ではなく「行けたらいいな」くらいの気持ちで捉えてみてください。
5. 気軽な楽しみを暮らしの中に
日常を心地よく
大きな予定やイベントの計画をたてなくても、日々の暮らしの中で少しずつ快適になるような楽しみを散りばめてみましょう。
温かいハーブティー
お気に入りのアロマオイル
肌触りのいいブランケット
そんな小さなものたちが、冬の暮らしを心地よくしてくれます。
「いつもの日」を、少しだけ快適に。
ちょっとした楽しみを取り入れてみてはいかがでしょうか。
6. 整えすぎない
無理に「切り替え」なくていい
新しい年が始まると、
これまでの自分をリセットしなければならないような、
「今年こそは」と切り替えなくてはいけないような、
そんな空気を感じることもあります。
でも、冬は本来、エネルギーを蓄える季節。
これまでがんばってきた体を労り、修復して次に向かう準備をする時期です。
そう考えてみると、この時期に無理に何かを始めたり、「改めなくては」と自分を戒めたりする必要もないと思いませんか?
うまくいかなくても気にしない
冬は思ったように動けなかったり、予定通りに物事が進まなかったりすることもありますね。
うまくいかなかったことに対して、「ちゃんとしなきゃ」と反省したり、「なんでできないの」とイライラしたり。
焦る気持ちも分かりますが、できればそういう気持ちは手放して、あまり気にせず「そういう季節なんだ」と心を緩めて過ごしてみましょう。
7. 冬の過ごし方を考える
プラスよりもマイナスで
日々の過ごし方を考えるとき、つい「何をしようか」と足し算で考えることが多いです。
でも、冬は逆に「何をしないか」という、引き算で考えてみるといいかもしれません。
無理な予定を入れない
疲れることを続けない
自分を追い込まない
そんなふうに考えてみると、少しは冬の過ごし方が楽になってきませんか?
「心地よい状態」を選ぶ
「こんな冬にしたい」というアクティブな理想を描くのも素敵ですが、特に決めずに、その時々で「心地よい状態」を探してみるのはいかがでしょう。
日々の中で「これは楽しいな」、「これは少し無理してるな」など、その都度感じ取りながら、自分にとって楽に過ごせる心地よさを選んでみてください。
この冬を穏やかに
冬は内側に向かう季節です。
静かに自分と向き合う時間を大切にしながら、無理をせず、自分に合った心地よい過ごし方を選んでみてください。
この記事でご紹介したことは、どれも小さなことばかりです。
その積み重ねによって、冬の暮らしが少しでも楽に、快適に感じられるきっかけになっていましたらうれしいです。
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