梅雨の季節、なんとなく胃が重かったり、食欲がわかなかったり。
湿度や気温の変化で、体の内側が少し疲れているのかもしれません。
そんなときこそ、ハーブティーで心と体をいたわる時間を作ってみませんか?
今回は、体の中からやさしくケアできる「消化を助けるハーブ」についてご紹介します。
ハーブって、そもそもどんなもの?
ハーブとは、香りや味わいに特徴があり、料理や暮らしの中で人を支えてくれる植物のこと。
ミントやローズマリーのようにキッチンにあるものも、すべて“ハーブ”の仲間です。
なかでも、古くから体調を整えるために使われてきた「メディカルハーブ」は、自然療法の一つとして世界中で親しまれてきました。
飲むことによる効果が期待できるだけでなく、香りや温かさを感じる時間そのものが“セルフケアのひとつ”になるのがハーブの魅力です。
“消化を助けるハーブ”がぴったりな季節とは?
梅雨の時期は、湿気や気温差によって体がだるく感じられたり、自律神経のバランスが崩れて、胃腸の調子にも影響が出やすい時期です。
とくに「なんとなくお腹が重い」、「胃が動いていない感じがする」など、目立たないけれど気になる不調が増えてくるのもこの季節ならでは。
そんなとき、植物の力を借りて内側からケアすることで、少しずつ本来のリズムを取り戻すことができます。
やさしく消化を助けるハーブたち
ここでは、消化をサポートしてくれる代表的なハーブを5つご紹介します。
どれもやさしい味わいで、日常にも気軽に取り入れやすいハーブばかりです。
ペパーミント
スーッとした清涼感が特徴のハーブ。
胃のムカムカを和らげたり、気分のリフレッシュにも役立ちます。
湿度の高い日にぴったりの、さわやかな一杯です。

ジンジャー(乾燥ショウガ)
お腹の冷えや血行不良による胃の不調に。
ほんのりとした辛みがあり、からだの内側から温めてくれます。
冷房で冷えがちな方にもおすすめです。

レモンバーム
やわらかなレモンの香りが特徴のリラックス系ハーブ。
胃腸が緊張しているときや、ストレスからくる食欲不振にも◎。
心と体を同時にゆるめてくれる存在です。

フェンネル
甘くやさしい香りで、胃のガスや張りをやわらげてくれます。
むくみが気になるときや、軽い食後の不快感にぴったり。
フェンネルシードはスパイスとしてだけでなく、お茶としても飲むことができます。

カモミール
リラックス効果と消化ケアの両方を持つ、万能タイプのハーブ。
ストレスからくる胃の不調や、眠る前に落ち着かない時に。
ほっと一息つきたいときに寄り添ってくれるやさしい味わいです。

ハーブティーの取り入れ方と注意点
ハーブティーは、1種類でもブレンドでも気軽に楽しめます。
体調や気分に合わせて選ぶのも、日々の“感じる力”を高めるきっかけに。
おすすめの飲み方
食後のリラックスタイムに
胃が重いときの空腹時に
夜、体をゆるめたいときに
注意点
妊娠中や授乳中、持病のある方、服薬中の方は事前に確認を
初めて飲むときは少量から試して、体調に合うかどうか様子を見る
気軽に試せる、おすすめのハーブティー
消化を助けるハーブは、ブレンドされたティーバッグでも気軽に楽しめます。
忙しい日でもお湯を注ぐだけで、やさしいケアの時間に。
食後にほっと一息つきたいときには、Yogi Tea「ストマックイーズティー」がおすすめです。お湯を注ぐと薬草のような落ち着く香りで、飲むとスパイシーな風味もあり、後味にはペパーミントが爽やかで胃も心も軽くなる気がします。食べすぎた時にもおすすめ。
また、TEA PLUSの「ダイジェスティブ ミックス」は、日常のティータイムにぴったり。ペパーミントやジンジャーにレモンの皮が加わり、やわらかい柑橘系の香りで飲みやすく、すっきりとした後味が特徴です。飲んだ後はほんわかした気分で落ち着きます。
どちらもカフェインフリーなのでいつ飲んでも安心。
ティーバッグタイプで手軽に楽しめますので、気分やシーンに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
※本記事はアロマ・ハーブセラピストの筆者が実際に使用し、体験した内容をもとに構成しています。
おわりに
少し疲れているときこそ、自分のからだの声にやさしく耳を傾けてみる。
ハーブティーは、そんな時間を支えてくれる存在です。
「不調をなおす」のではなく、「自分の状態に気づく」ことから始めるセルフケア。
その小さな気づきが、体と心のリズムを整える第一歩になるかもしれません。
季節の変わり目に、ハーブの力を取り入れて、健やかな毎日を過ごしてみませんか。
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